DBNull.System.IConvertible.ToType メソッド

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

DBNull.System.IConvertible.ToType メソッド

このメソッドは、.NET Framework インフラストラクチャをサポートします。独自に作成したコードから直接使用するためのものではありません。

現在の DBNull オブジェクトを指定した型に変換します。

名前空間: System
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Private Function System.IConvertible.ToType
 ( _
    type As Type, _
    provider As IFormatProvider _
) As Object Implements IConvertible.ToType

Visual Basic (使用法)

Dim instance As DBNull
Dim type As Type
Dim provider As IFormatProvider
Dim returnValue As Object

returnValue = CType(instance, IConvertible).ToType(type, provider)

C#

Object IConvertible.ToType (
    Type type,
    IFormatProvider provider
)

C++

private:
virtual Object^ System.IConvertible.ToType (
    Type^ type, 
    IFormatProvider^ provider
) sealed = IConvertible::ToType

J#

J# では、明示的なインタフェースの実装は使用できますが、新規に宣言することはできません。

JScript

JScript では、明示的なインタフェースの実装は使用できますが、新規に宣言することはできません。

パラメータ

type

現在の DBNull オブジェクトの変換後の型。

provider

IFormatProvider インターフェイスを実装し、変換を強化するために使用されるオブジェクト。null 参照 (Visual Basic では Nothing) を指定した場合、書式情報が現在のカルチャから取得されます。

戻り値
その変換がサポートされている場合は、現在の DBNull オブジェクトと等価のボックス化されたオブジェクト。それ以外の場合は例外がスローされ、値は返されません。

例外

例外の種類	条件
InvalidCastException	DBNull 型では、この変換はサポートされていません。
ArgumentNullException	type が null 参照 (Visual Basic では Nothing) です。

解説

3 つの変換がサポートされています。type パラメータで Object または DBNull が指定されている場合、戻り値は現在の DBNull オブジェクト自体です。type パラメータで String が指定されている場合、戻り値は ToString メソッドによって返される文字列です。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0
.NET Compact Framework
サポート対象 : 2.0、1.0

参照

関連項目
DBNull クラス
DBNull メンバ
System 名前空間
Type
IConvertible