Convair Model 37とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Convair Model 37の意味・解説 

コンベア モデル37

(Convair Model 37 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/04 03:50 UTC 版)

原型となった XC-99 軍用輸送機

コンベア モデル37(Convair Model 37)は、アメリカ合衆国の航空機メーカーであったコンベア社が計画した超大型レシプロ6発旅客機である。 実際に発注をパンナムから受けていたが、このような巨大な航空機を民間機として経済的に運航できる技術が完成しなかったため、計画のみに終わった。

概要

コンベア モデル37は、アメリカ戦後初の戦略爆撃機であったB-36を原型として、軍用貨物輸送機として1機のみが試作されたXC-99を、民間旅客機としたものである。このXC-99は武装した兵士400名を収容して大西洋を横断することができた。そのためレシプロ機最大級の輸送能力は現在のボーイング747ジャンボ・ジェット機に匹敵するものであった。

パンナムは大西洋横断路線に就航させるため15機の発注がなされたため、計画が開始した。モデル37の胴体は二階建てにするとしており、4200マイル (6800km) の航続距離を目指すとしていた。

しかしながら、XC-99で使用されていたP&W ワスプ・メジャーエンジンの燃料消費量は民需用とするには経済性が悪く、また、それにかわる大出力ターボプロップエンジンが早期に実用化しなかったうえに、15機の発注だけでは計画を遂行する利益がないとして、実際に機体が製作されるまでにはいたらず、断念された。


「Convair Model 37」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Convair Model 37」の関連用語

Convair Model 37のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Convair Model 37のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのコンベア モデル37 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS