CD-R
読み方:シーディーアール
CD-Rとは、データを一度だけ書き込めるCDのことである。書き込んだデータを消去することはできないが、データの追記は可能である。太陽誘電株式会社によって開発されたもので、仕様はOrange Bookと呼ばれる規格書で定義されている。
CD-Rの記録面には、金属の反射層の1層手前にある特別な色素でできた記録層(金や青緑の色の有機色素)がある。この記録層に強いレーザー光を照射し、焼き付けることで色素を分解、焦がすようにして記録する。分解による変化で生じた(焦げ目の)部分が、微細な凹凸を生成し、読み取りレーザーの反射規則を変化させる。これが通常のCD-DAにおけるピットに相当する効果を出している。
CD-Rも音楽CDなどと同様に、表面にレーザー光を照射して反射光を読み取ることでデータを再生する。記録の際に焼き付けを行うが、レーザーの反射率は損なわれず、CD-DAやDVDと同程度の反射率を保てるため、一般の再生装置でも普通に再生することが可能となっている。CDとCD-Rは読み取り方法が同じであるため、CDドライブでもCD-Rが再生できるる。
近年、CD-RメディアもCD-Rドライブも非常に低価格になったため、個人用とでデータの記録保存に用いるケースが一般的になっている。オリジナル音楽CDを作成したり、デジタルカメラで撮影した写真をアルバム代わりに保存したり、データのバックアップに用いたりと、用途は多彩である。
参照リンク
太陽誘電 (CD-R開発元企業)
スタートラボ(太陽誘電がCD-Rについて解説しているページ)
CD: | Blu-spec CD CD-DA CD-MRW CD-R CD-ROM CD-ROM XA CD-ROMエクステンション |
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