Classic Platform
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 08:49 UTC 版)
「AUTOSAR」の記事における「Classic Platform」の解説
AUTOSAR Classic Platformは、OSEKをベースとした組込みリアルタイムECU向けの標準規格であり、主要な成果物は仕様書である。AUTOSAR Classic Platformアーキテクチャはマイクロコントローラ上で動作するソフトウェアを、アプリケーション、RTE、BSWの3つの抽象的なレイヤで区別する。アプリケーションソフトウェアの多くはハードウェア非依存である。またソフトウェアコンポーネント間の通信と、RTEを介したBSWへのアクセスはアプリケーションにとって完全なインターフェースを表している。BSWは以下の主要な3つの層と、Complex driversに区別される。 Services ECU abstraction Microcontroller abstraction Servicesはさらに、システム、メモリ、通信のインフラを司る機能グループに区別される。 Classic Platformの重要なコンセプトの1つとしてVFB (Virtual Functional Bus) がある。ECU配置が特定していない抽象的なRTEセットが仮想バスであり、アプリケーションを物理的なインフラストラクチャから切り離すことができる。アプリケーションソフトウェア間の通信は特定のポートを介して行われるため、アプリケーションソフトウェアとこれらのポートをマッピングする必要がある。VFBはECU内とECU間の通信を対象としている。アプリケーション開発の視点では、下位層の詳細な知識を要求されてないため、ハードウェア非依存のアプリケーション開発が可能である。 Classic PlatformはFranca Interface Description Language (IDL)を使うことによってGENIVI等の 非AUTOSARのシステムと結合することも可能である。
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