AMD FX
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 09:48 UTC 版)
「アドバンスト・マイクロ・デバイセズ」の記事における「AMD FX」の解説
詳細は「AMD FX」を参照 2011年10月にはK10コアの後継となるBulldozerコアを採用した最初のCPUであるハイエンド向けのAMD FXシリーズが発表された。Bulldozerコアは従来のコアとは違ってスクラッチでゼロから設計された。10W-125WのTDPを指向しており、AMDはBulldozerコアの採用でワットあたりの性能の劇的な向上が見込めるとしていた。また、デスクトップPC向けとしては世界初のネイティブ8コアを搭載するプロセッサーとして期待も高まっていた。しかし、サイクル当たりの命令数 (IPC, en:instructions per cycle) がインテルに対して低く、浮動小数点演算ユニットを2つのコアで共有したことで、浮動小数点演算性能は大きく低下、その後も改良が続けられているがデスクトップ向けとしてはインテルの後塵を拝する結果となっている 。Bulldozerの低迷は、マルチスレッドを活用することでマルチコアCPUに最適化されたアプリケーションソフトウェアよりも、シングルスレッド動作のためにコアあたりのピーク性能が重要となるアプリケーションのほうが依然として主流であったことも関与している。 2012年10月、Bulldozerコアの改良版となるPiledriverコアを採用したFXシリーズCPUを発表・発売。高クロック化と低発熱化を行なった。コア数を求めるマルチタスクを使用するソフトウェアの増加に伴い、対抗であるインテルのCPU性能と勝負できる場面が増加した。
※この「AMD FX」の解説は、「アドバンスト・マイクロ・デバイセズ」の解説の一部です。
「AMD FX」を含む「アドバンスト・マイクロ・デバイセズ」の記事については、「アドバンスト・マイクロ・デバイセズ」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書からAMD FXを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からAMD FXを検索
- AMD FXのページへのリンク