AAFSSとS-66案
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「シコルスキー S-67」の記事における「AAFSSとS-66案」の解説
アメリカ陸軍は1964年8月1日に新型航空火力支援システム(Advanced Aerial Fire Support System:AAFSS)計画の提案要求(Request For Proposals:RFP)を発行した。ロッキード社は無関節型ローターを採用した複合ヘリコプターのCL-840設計案を提出し、シコルスキー社はテールローターが高速になると90°回転して推進式プロペラとなる「ロータープロップ」(Rotorprop)を備えるS-66案を提出した。S-66は短い固定翼を備え、出力3,400 shp (2,500 kW)のライカミング T55を搭載しており、速度200ノット (370 km/h)と短時間であれば250ノット (460 km/h)を発揮するように設計されている。 1965年2月19日に陸軍はロッキード社とシコルスキー社と更なる研究開発の契約を結び、11月3日にAAFSS計画にロッキード社案を選定したと発表した。陸軍は、ロッキード社案の方が安価で早期の実現性があり、シコルスキー社案のロータープロップ方式よりも技術的リスクが小さいと判断した。
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