A11、A11B
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/22 18:31 UTC 版)
「アロウズ・A11」の記事における「A11、A11B」の解説
A11はロス・ブラウンによって設計された。前年はメガトロン(BMW)の直列4気筒ターボエンジンを独占使用したが、1989年からターボ禁止となり、カスタマースペックのフォード・コスワース・DFR V8エンジンにスイッチした。エンジンパワーの低下にともない、車体もコンパクトな設計に転換。フロントサスペンションのプッシュロッドを収めるノーズ上面の膨らみ、タイトなエンジンカウル、ローアングルのサイドポンツーンなどの特徴がある。 1989年は3年目のコンビとなるデレック・ワーウィックとエディ・チーバーがドライブし、ワーウィックが負傷欠場したフランスGPではマーティン・ドネリーがスポット参戦でF1デビューした。チーバーが地元アメリカGPで3位、ワーウィックも開幕2戦連続5位を含め5戦で入賞し、チームは13ポイントを得て、コンストラクターズランキング7位でシーズンを終えた。 1990年にはサスペンションにいくつかの小改良を加え、A11Bの名称で使用された。ドライバーラインナップは一新され、ベテランのミケーレ・アルボレートと若手のアレックス・カフィという新旧イタリアンコンビがドライブ。カフィが欠場した2戦ではベルント・シュナイダーもドライブした。シーズン序盤は予選落ちやリタイアが多く、計7回の予選落ちを経験した。シーズンを通してのポイント獲得はカフィがモナコGPで得た2点で、チームはコンストラクターズランキング9位となる。
※この「A11、A11B」の解説は、「アロウズ・A11」の解説の一部です。
「A11、A11B」を含む「アロウズ・A11」の記事については、「アロウズ・A11」の概要を参照ください。
- A11、A11Bのページへのリンク