7-Zipリファレンス実装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/07 00:38 UTC 版)
「Lempel-Ziv-Markov chain-Algorithm」の記事における「7-Zipリファレンス実装」の解説
LZMAのリファレンス実装は、7zや7-Zipツールセットの一部に含まれる。ソースコードはGNU LGPLライセンスで配布されている。 オープンソースのリファレンス実装であるLZMA圧縮ライブラリは、 C++で記述されていて、以下の特性がある。 圧縮速度: 2GHz CPUで約1MB/秒 伸長速度: 2GHz CPUで10~20MB/秒 マルチスレッドとPentium 4マイクロプロセッサのハイパースレッディング機能をサポート 7-Zip実装には、ハッシュチェイン、二分木、基数木を辞書検索アルゴリズムの基礎とする、複数の変種がある。 LZMAの伸長専用コードはC言語で記述されていて、通常5kB前後にコンパイルされる。また、伸長に必要なRAMの量は、主に圧縮時のスライド窓の大きさによって決定する。小さいコードサイズと、辞書を小さくすることにより比較的少量になるメモリ消費量は、LZMA伸長アルゴリズムをアプリケーションに組み込むのに適するものとしている。 最近では、XZ Embeddedとして、特に組み込みシステム向けに特化されたライブラリが提供されている。これはLinuxカーネルに統合する事を目的としているが、独自のシステムにも容易に組み込みが可能である。
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