221Bの同定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 06:01 UTC 版)
「ベーカー街221B」の記事における「221Bの同定」の解説
ベーカー街は、ロンドン中で最も有名な通りである。ウエスト・エンドの中心を南北に走る街路であり、ハイド・パークの東北隅から北に向かってリージェンツ・パークの西南端に至る。 ホームズが活躍していた時代にはベーカー街の東側が1から42まで、西側が44から85まで(43は欠番)となっていて、221Bは存在しない住所だった。後にベーカー街に含まれる北のヨークプレイスは1–40、さらに北のアッパー・ベーカー街も1–54であり、221Bはどこにもなかった。 ワトスンが存在しない住所をホームズの部屋として公表したのは、実際の位置を偽装する目的であると考えられたため、本来の場所を突き止めようとする試みがシャーロキアンによって行なわれている。作中には2階の下宿へ昇るための階段が17段だった(「ボヘミアの醜聞」)こと、向かいに空き家があった(「空き家の冒険」)ことなどの手がかりが示されているものの、現在の住所で19説・21説・27説・31説・49説・59–63説・59–67A説・109説・111説・119説・221説などが乱立し、決定的な説はない。ドイルがベーカー街を訪れたことは一度もなかったという説もある。
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