21世紀復活版
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2000年(平成12年)にタカラ社長に就任した佐藤慶太は「ダッコちゃんの復活」を社命に掲げた。同年3月、佐藤慶太の呼びかけで社内にダッコちゃんの復活プロジェクトが立ち上がった。 そして、2001年(平成13年)に「だっこちゃん」(だっこちゃん21)の名で復活している。もともとは愛称だった「だっこちゃん」を商品名に採用した。その際には厚い唇、縮れ毛、腰みのといった人種差別的と指摘された要素を取り払い、代わりにとんがり頭としっぽがついた。設定も「くっつきたい、触れ合いたい、という人間本来の心から生まれた架空のキャラクター」というものに変わり、色も黒のほかピンクやブルーなどが用意された。2002年秋の時点で、21世紀版「だっこちゃん」の売上高は累計で約15億円、ライセンスを含めた商品数は250点以上に達している。 その後、同様の仕組みを持つカブトムシやドラえもん、鉄腕アトム、キン肉マンなどのキャラクターの玩具が製造された。 2010年(平成22年)には発売50周年を記念してタカラトミーの子会社のタカラトミーアーツから「VINKYS(ビインキーズ)〜だっこちゃん天使と森のなかまたち〜」として新たに展開した。 2015年(平成27年)、永谷園が大相撲力士の遠藤をモデルとした「遠藤関だっこちゃん」のプレゼントキャンペーンを実施した。
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