2019–20年 FIA 世界耐久選手権
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「ジネッタ・G60-LT-P1」の記事における「2019–20年 FIA 世界耐久選手権」の解説
2019年5月23日、ジネッタはシーズンに向けて車を走らせるカスタマーチームを見つけることを目的として、チームLNTで2019-20年WECに2台のエントリーを提出した。しかしジネッタのローレンス・トムリンソン(英語版)会長は、カスタマーチームを見つけることができなかった場合、ジネッタのワークス・チーム、チームLNTがフルシーズンに少なくとも1台の車を走らせるとした。カタロニア・サーキットで開催された公式プレシーズンテストに先立ち、ジネッタはファクトリードライバーのマイク・シンプソン、チャーリー・ロバートソンと、ガイ・スミス、ルカ・ギオット、ステファン・サラザン、イゴール・オルトツェフ、マティアス・ベシェ、ステファン・リチェルミのドライバーを発表した。 8月13日、ジネッタは開幕戦シルバーストン4時間で、5号車にイゴール・オルトツェフ、ベン・ハンリー、チャーリー・ロバートソン、6号車にマイク・シンプソン、クリス・ダイソン、ガイ・スミスを迎えると発表した。8月28日、トランザムシリーズでの競技中にダイソンが手首を怪我した為、オリバー・ジャービスが代理を務めることが後に発表された。シルバーストン4時間では、#5は4位でゴールし、チャンピオンシップでは3位の順位になった。これは3位だった#3レベリオン・R13がレースごとにエントリーする為、チームのLMP1クラスポイントを獲得する権利が無い。 9月17日、ジネッタは富士6時間のドライバーを発表した。F2ドライバーのルカ・ギオットの追加で、ベン・ハンリーとイゴール・オルトツェフと#5ジネッタをドライブし、チャーリー・ロバートソンは、#6に移動し、マイク・シンプソンとガイ・スミスとドライブする。 #6は9位、#5は11位でフィニッシュした。 10月23日、上海4時間のドライバーラインナップを発表した。#5はギオットがジョーダン・キングに代わり、ベン・ハンリーとイゴール・オルトツェフのトリオ、#6はマイク・シンプソン、ガイ・スミス、チャーリー・ロバートソンで継続した。レースでは#5が4位、#6が5位だった。 11月26日、バーレーン8時間のドライバーラインナップを発表。#5はキングとハンリー、オルトツェフからロバートソンにドライバーが変わった。#6はマイク・シンプソンとガイ・スミスにクリス・ダイソンが加わった。レースでは、#5が2番手でスタートしたが、2台ともリタイアした。 2020年2月3日、ローン・スター・ル・マン で、チームLNTがエントリーリストから削除されたことが明らかになった。ジネッタが撤退した理由は、大幅なメンテナンスの必要性と、レーススケジュールの変更でバージニア州にある北米拠点で計画された作業を行うことができなくなった為。その為バーレーン8時間レース後、2台の車が英国のジネッタのファクトリーに返送された。 7月17日、ジネッタはル・マン24時間レースへのエントリーを1台に減らしたことが明らかになった。 7月20日、スパ6時間のエントリーリストがリリースされ、チームLNTがエントリーリストから外れた。ローレンス・トムリンソン会長は、COVID-19パンデミックの影響がLMP1プログラムに財政的に打撃を与え、スパ6時間から撤退することになったと明らかにした。 7月21日、ジネッタはワークスチーム、チームLNTのLMP1プログラムを終了することを発表した。 チームSIL FUJ SHA BHR COA SPA LMS BHR 合計ポイント チームLNT 3 9 4 Ret WD 29 1 3位 1 各チームの最高位の車のみがポイントを獲得した。
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