2007年公開のパソコン向けの『ポリビアス』
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「ポリビアス (都市伝説)」の記事における「2007年公開のパソコン向けの『ポリビアス』」の解説
2007年にパソコン向けのフリーウェア開発やアーケードゲーム開発を行う集団であるローグ・シナプス (英: Rogue Synapse) は、sinnesloschen.comというドメインを登録し、『ポリビアス』という題名のパソコン向けのフリーゲームを公開した。ゲームのデザインは、都市伝説の『ポリビアス』の開発に参加したと主張するスティーヴン・ローチという人物が、インターネットコミュニティに投稿した『ポリビアス』についての説明に一部基づいている。 ローグ・シナプスの『ポリビアス』はアーケードゲーム『スター・キャッスル(英語版)』に似た2Dシューティングゲームであり、極度に強烈なグラフィック・エフェクトが特徴である。都市伝説で言及された特徴的なタイトル画面やフォントも正確に再現しており、アーケードゲームの筐体内に据え付けられたパソコンとも互換性がある。そのため、愛好家たちは実際に遊ぶことができる『ポリビアス』の筐体を作製することができた。これにより都市伝説はますます人気になった。失われた『ポリビアス』の筐体を発見したと主張する人のほとんどは、実際にはこのゲームのことを言及している。 このまやかしを完全なものとするため、ローグ・シナプスのエスティル・ヴァンス (英: Estil Vance) はテキサスを本拠地として"Sinnesloschen" (ウムラウトは付かない) という名前の会社を設立した。ヴァンスは「ローグ・シナプス」の商標をその会社に移譲し、新たに『ポリビアス』の商標を登録した。ヴァンスはこのゲームが本物のオリジナルの『ポリビアス』であると主張したことはなく、『ポリビアス』を1981年に存在したときの状態で再現しようという試みで制作したことを明言している。
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