2007年の存続問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 23:08 UTC 版)
「高知ファイティングドッグス」の記事における「2007年の存続問題」の解説
2006年3月よりアイランドリーグの各チームは、それまでのIBLJの直接保有から独立した会社組織へと体制変更した。その中で、高知だけは2007年シーズンまで新たな出資者が現れず、IBLJの全額出資のままであった。チームの経営安定化のために出資者の確保が求められ、2007年6月に千葉ロッテマリーンズのボビー・バレンタイン監督が「アイランドリーグのチームの買収を検討中」とコメントしたと報じられた(その後ロッテ球団側が否定)際にも、マスコミに候補として名があがった。 2007年9月、IBLJの鍵山誠社長は、経営者を一般公募することを発表した。その理由としては、年間7千万円になるチームの赤字をリーグで負担することが困難になってきていることが挙げられている。仮に引き受け手が現れなかった場合、最悪のケースではチームの休止もあり得る状況となっていたが、2007年10月22日、大阪府の不動産会社タップ(現・アクト不動産)の北古味鈴太郎社長(高知県出身)がオーナーとなり、大阪府の整水器メーカー日本トリム(創業者が高知県出身)がメインスポンサーとなることが発表された。また球団代表兼ゼネラルマネジャーに藤川球児(当時阪神)の兄である藤川順一が就任することも合わせて決定した。 チーム休止の危機はひとまず回避されたが、北古味新オーナーはチームの運営を「当面2年」と表明し、この間に運営状況が好転しなければ存続問題が再燃する懸念が残された形となった。
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