2007年の拡大
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/23 01:48 UTC 版)
2007年1月1日、ルーマニアとブルガリアが欧州連合に加盟し、両国から1名ずつの委員が出されたことにより、バローゾ委員会は27人で構成されることになった。この新任の委員2名は2006年12月12日に欧州議会の承認を受けている。ブルガリアはメグレナ・クネヴァを委員候補として提示し、保健担当と兼任となっていた消費者保護担当があてられた。クネヴァは欧州人民党や欧州社会党から目標や態度が評価されて、欧州議会からも歓迎された。クネヴァの委員任命は賛成583、反対21、棄権28で承認された。 ルーマニアはもともと元老院議員のヴァルジャン・ヴォスガニアンを推していたが、極右的な考え方や欧州連合あるいはルーマニア国外での経歴がないことから欧州社会党やバローゾ委員会自体からの反対を受けた。そのためかわりにレオナルド・オルバンが推され、教育・訓練・文化担当と兼任となっていた他言語主義担当をあてられた。しかしながらこの人事は担当職域が狭すぎるとして歓迎されなかった。欧州社会党グループ代表のマルティン・シュルツは民族マイノリティを担当することを提案したが、バローゾはこれを拒否した。オルバンの委員任命は賛成595、反対16、棄権29で承認された。
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