2004年から2006年の改修
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「ヤング・ヴィク」の記事における「2004年から2006年の改修」の解説
2003年、ヤング・ヴィクは、劇場の改修費用1250万ポンドを捻出するためキャンペーンを行い、2004年には改修のための閉館期間に入った。 デザインは建築家コンビ、ハワース・トンプキンス(英語版)が担当した。彼らはロイヤル・コート・シアター(英語版)やリージェンツ・パーク・オープン・エア・シアター(英語版)、アルマイダ・シアター(英語版)の改修も行っている。また、ジェーン・ワーニック・アソシエーツ(英: Jane Wernick Associates)が構造エンジニアを、マックス・フォーダム・LLP(英: Max Fordham LLP)が建築コンサルタントを担当し、改修工事は2006年10月に終了した。 メイン劇場はそのまま残されているが、改修を経て技術的に進化している。元々あった肉屋の店構えは、建物のメイン・エントランスや切符売り場に保存されている。 元の1970年代を偲ばせる建築構造は建て替えられ、新しいロビーや楽屋、2つのスタジオ・シアター、ワークショップ空間が作られた。アーツ・カウンシル・イングランド(英語版)からは、500万ポンドの賞金が与えられた。 ヤング・ヴィクは2006年10月11日に再開館し、こけら落としには、ジョナサン・ダヴ(英語版)作曲、デイヴィッド・ラン(英語版)脚本のコミュニティ・オペラ『トビアスと天使(英語版)』が選ばれた。 2007年5月16日には、ヤング・ヴィクの改修に対して、『王立英国建築家協会・ロンドン年間建築賞』(英: RIBA London Building of the Year Award)が授与された。この賞に続き、同年7月27日には RIBAスターリング賞も授与されている。 センス・ワールドワイド(英語版)による2010年の活動は、30年来のポリシー "sit anywhere" を変え、新しいポリシー "It's a big world in here" を打ち出すことに繋がった。
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