2種入りパスティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/09 19:01 UTC 版)
ベッドフォードシャー・クランガーに類似する、半分塩味、半分が甘いパスティが19世紀の鉱山で食べられていた。アングルシー島パリス・マウンテン (Parys Mountain) の銅山労働者が食べた古いレシピが存在する。2006年に、このレシピがスランゲヴニ (Llangefni) 、コレーグ・メナイのフード・テクノロジー・センターで再現された。厚いショート・クラストの2種入りパスティの一方に肉と野菜を混ぜた具、他方に果物とジャムが詰められ、1個でメインディッシュとデザートになっている。2種入りパスティは商業的には失敗した。このレシピを研究し発見した研究者は、このレシピはコーンウォールの鉱員がアングルシーに仕事を探しに出向いたときに持ち込んだものであると主張している。 このパスティは商業的な歴史は無く、今日もコーンウォールで2種入りパスティは販売されておらず、料理愛好家が作っている程度である。甘い具と塩辛い具はペイストリーのしきり、または堅くなったパン1切れで隔てられる。このレシピは、パスティをより充実した食事にしようとした結果であると考えられる。2つの味付けを共存させる方法としては、他に小量のジャムを調理済みパスティの一方の端の折り目に寄せて詰める方法がある。
※この「2種入りパスティ」の解説は、「パスティ」の解説の一部です。
「2種入りパスティ」を含む「パスティ」の記事については、「パスティ」の概要を参照ください。
- 2種入りパスティのページへのリンク