1996年のリニューアル以後
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「科学技術館」の記事における「1996年のリニューアル以後」の解説
1994年(平成6年)、科学技術庁長官であった田中眞紀子が、科学技術館を視察した。このとき、田中は科学技術館の展示について「甘口のカレーライス」「これでは子供たちの理工系離れは止められない」と批判した。 これを受けて日本科学技術振興財団は5階フロアを中心とした約2,400m2の展示面積のリニューアルを計画、予算15億円を計上した。検討の結果、「テーマプロデューサー制」が導入された。これは職員や展示専門会社が企画設計するのではなく、従来の概念を覆すような意欲的な人をプロデューサーに指名して展示方法を提案する方法である。当時、東京大学助教授であった下條信輔を総括ディレクターとして、餌取章男、戎崎俊一、佐伯平二、霜田光一、森田法勝、米村でんじろうがテーマプロデューサーとして参加した。 1995年(平成7年)8月から改装工事が始まり、1996年(平成8年)4月、「FOREST(フォレスト)」がオープンした。この展示は科学的思考を養うため「遊び」「創造」「発見」を重視し、個々の展示がいずれかに焦点をあてまた他の展示と関連していたりする多義性をもたせるようになっている。この多義性という考え方を表現したものとして「FOREST」と命名された。
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