1962年2月5日の日食とは? わかりやすく解説

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1962年2月5日の日食

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/16 17:02 UTC 版)

1962年2月5日の日食は、1962年2月5日に観測された日食である。インドネシア、オランダ領ニューギニア、パプアニューギニア委任統治領、イギリス領ソロモン諸島、アメリカ領の離島パルミラ環礁で皆既日食が観測され、オセアニアのほとんどと周辺の一部で部分日食が観測された[1]

通過した地域

皆既帯が通過した、皆既日食が見えた地域はインドネシア東部、オランダ領ニューギニア(現在インドネシアに併合されている)、オーストラリア管轄下のパプアニューギニア委任統治領英語版(現在のパプアニューギニア)、イギリス領ソロモン諸島(現在のソロモン諸島)(現地時間2月5日)、合衆国領有小離島パルミラ環礁(現地時間2月4日)で、全部島だった[2][3]

また、皆既日食が見えなくても、部分日食が見えた地域は中国南東部、日本南西部、インドシナ半島南東部、マレー半島最南端、マレー諸島のほとんど(スマトラ中西部を除く)、オーストラリアのほとんど(南西端と南東端を除く)、ミクロネシア全部、メラネシア全部、ポリネシア中北部、アメリカ合衆国アラスカ州南東端、カナダ南西部沿岸、アメリカ本土西部、メキシコ北西部。そのうち約半分は国際日付変更線の西にあり、2月5日に日食が見え、残り東の半分では2月4日に見えた[1][4]

多くのアジア地域で、この日食が見えた2月5日が旧正月の当日であった。

観測

京都大学の観測隊はパプアニューギニア委任統治領第二の都市、東部の港ラエで皆既日食を観測し、スペクトル分光測色法で分析し、内層コロナの光度を測定した[5]

脚注

  1. ^ a b Fred Espenak. “Total Solar Eclipse of 1962 Feb 05”. NASA Eclipse Web Site. 2016年4月3日閲覧。
  2. ^ Fred Espenak. “Total Solar Eclipse of 1962 Feb 05 - Google Maps and Solar Eclipse Paths”. NASA Eclipse Web Site. 2016年4月3日閲覧。
  3. ^ Xavier M. Jubier. “Eclipse Totale de Soleil du 5 février 1962 - Cartographie Interactive Google (1962 February 5 Total Solar Eclipse - Interactive Google Map)”. 2016年4月3日閲覧。
  4. ^ Fred Espenak. “Catalog of Solar Eclipses (1901 to 2000)”. NASA Eclipse Web Site. 2016年4月3日閲覧。
  5. ^ Kiroki Kurokawa, Susumu Tominaga, Jun Kubota, Ichiro Kawaguchi (1969). “The Flash Spectrum Observed at the Total Eclipse of February 5, 1962”. Publications of the Astronomical Society of Japan 21: 141-166. https://adsabs.harvard.edu/full/1969PASJ...21..141K 2016年4月3日閲覧。. 



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