1960年代における制度化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 14:21 UTC 版)
「基地村」の記事における「1960年代における制度化」の解説
もともと基地村は、第二次世界大戦後に外国人将兵が進駐してくる状況の中で自然発生的に成立した面もあったが、性病の蔓延を管理したい米軍と韓国政府の意向から、様々な形で基地近くへ売春関係が集積するよう誘導する政策が採られた。 1960年代に入ると、政府は、1961年に売春を規制する淪落行為等防止法を制定する一方で、観光事業振興法も制定し,事実上、外国人を相手とする売春事業者として特殊観光施設業者を法的に位置付けた。1962年に全国で104か所指定された淪落地域のうち、32か所が基地村であり、その中には、梨泰院,東豆川,議政府などが含まれていた。 基地村の経済は1960年代に最盛期を迎えたが、当時の基地村で売春に従事する女性の総数は1.6万人から2万人以上に達したものと推定されている。
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