1930年 - 1931年 金解禁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 09:29 UTC 版)
「円相場」の記事における「1930年 - 1931年 金解禁」の解説
濱口内閣の下で1930年1月11日に漸く旧平価で金解禁を実施した。ただし、1929年10月の暗黒の木曜日に端を発する世界恐慌の中で金解禁を行ったことから日本の金は海外、主にアメリカに流出した。また恐慌を受けて金本位制を離脱した諸外国の通貨が下落したのに対して兌換を維持する円は相対的に割高となった。しかし、いずれ兌換を維持できなくなれば、当然、円は暴落すると見た投機筋が為替統制売りを利用してドル買いに走り(ドル買い事件)、日本の金本位制離脱を待ち受けた。
※この「1930年 - 1931年 金解禁」の解説は、「円相場」の解説の一部です。
「1930年 - 1931年 金解禁」を含む「円相場」の記事については、「円相場」の概要を参照ください。
- 1930年 - 1931年 金解禁のページへのリンク