1526年のブチェンタウロ
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「ブチェンタウロ」の記事における「1526年のブチェンタウロ」の解説
ヴェネツィアの歴史家Marino Sanutoは1526年5月10日にヴェネツィア総督が新しいブチェンタウロで海との結婚の儀式に参加したと記録している。このブチェンタウロはアンドレア・グリッティの時代に使われたものでその外装や豪華な装飾品は成功した造船のモデルともされており、2つのデッキに42本のオールを持ち船首には正義の象徴であるライオンが飾られていた(現在この船首像はヴェネツィアの海軍史博物館に保存されている)。 またこのブチェンタウロはヴェネツィア共和国の歴史上にもたびたび登場し、1547年にヴェネツィアを訪れたフランス国王アンリ2世を彼が滞在する予定であったフォスカリ宮殿まで大運河をとおって送り届けたり1597年に総督になったMorosina Morosini-Grimaniがドゥカーレ宮殿に入る時に使われたりもしており、これらの祭事はこれまで多くの画家たちによって描かれている。
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