1000BASE-T1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 17:18 UTC 版)
「ギガビット・イーサネット」の記事における「1000BASE-T1」の解説
2016年にIEEE 802.3bpとして標準化。車載向けに開発され、100BASE-T1 (IEEE 802.3bw)と並行して標準化が進められた。 伝送路としてツイストペアケーブルの1対2線を使用する。特定のコネクタやケーブルは規定されていないが、挿入損失・反射損失・漏話特性などが規定されている。これらの電気的性能に基づき、リンクセグメントタイプとして2種の距離長が用意されており、タイプAでは最長15m、タイプBでは最長40mの接続が可能となっている。後発の802.3bu-2016ではPoEのような給電にも対応しており、特にこの形態のものは PoDL (Power over Data Lines)と呼ぶ。 符号化では、80b/81b変換、RS-FEC(4050,3654)付加、スクランブル処理、3B2T (3-bit to 2-ternary)などを経てPAM3シンボルを生成し、回線速度750MBaudでデータレート1Gbpsを達成している。 その高速処理速度ゆえに近年の自動車カーナビのほとんどに搭載されている[要検証 – ノート]。
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