1レースあたりの出走人数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 17:32 UTC 版)
通常は最大9車立てにより行なわれるが、モーニング競輪・ミッドナイト競輪とA級3班によるチャレンジ戦、新人戦(競輪ルーキーシリーズ)は7車立て(2020年6月以降はコロナ禍の影響で暫定的にS級戦も含めてFI・FIIは全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪を除いて原則最大7車立てとしている)で行われ、最小は5車立て 。なお、PIST6は6車立てが基本で最小は4車立てである。 かつて後楽園競輪場や大阪中央競輪場などでは最大12車立てでのレースが行われていたほか、初期の甲子園や、好景気の頃でも富山・防府・小松島・佐世保が、経費節減のため原則(ダービートライアル等を除いて)8車立てで開催していた時期があった(準決勝3着は抽選で2名のみが決勝進出)。 9車立ての場合、4番5番・6番7番・8番9番は同一枠として単枠の1番・2番・3番をあわせて6枠を構成するため、慣習的に4番・6番・8番には格下、つまり競走成績の低い者が置かれる(例外もある)。中でも6番車は最も格下の選手があてがわれるが、これら4番・6番・8番の選手が入着した場合は高配当が出ることが多く、競輪ファンはこれをもじって「ヨーロッパ」と呼ぶ。 負傷や失格、棄権による翌日の欠場者が発生した場合、開催地の近県の選手(FI開催のS級戦では2班選手のみ)を中心に補充が行われる。GIでは事前に選定された補欠選手数名が、ホテルで待機する。なお、コロナ禍の影響で暫定的に通常の開催では補充は一切行わない取り決めをしているため、開催中に欠場者が発生した場合は欠車として最小5車立てにてレースを行うか、最悪5車揃わない場合はレースカット(12レース開催予定から10レースないし11レースのみとするなど)を行って対応している。 函館競輪場では、記念・ガールズを除く各レースの1番車に、競走得点トップの選手を置いている特徴がある(2017年9月現在)。また、ミッドナイト競輪でも、2020年10月からの開催で、競走得点に基づく番組編成を試行実施しており、1番車を競走得点最上位選手とし、1番車から競走得点上位順に選手を並べている。出走表をシンプルにすることで、分かりやすく楽しんで頂くことを目的としている(当初の終了期限を延長して2022年3月までの予定で継続中)。
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