いやが上にもとは? わかりやすく解説

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いやが上にも

読み方:いやがうえにも
別表記:弥が上にも

「いやが上にも」の意味

いやが上にも(弥が上にも)は「さらに」「いっそう」「ますます」という意味で使われる言い回しただでさえ(それでなくとも)顕著だった傾向が、より一層はなはだしくなった、という状況表現する意味合いを示す。

「いやが上にも」の「いや」の意味

「いやが上」の「いや」は漢字では「弥」と表記する。この「弥」の字には「ますます」「非常に」という意味がある。「弥が上にもは文字通り解釈すれば「もともと凄かったがますます盛んになる」という意味となることがわかる。

ちなみに弥の旧字体は「彌」である。これを「いや」と読む語彙の例としては弥栄彌榮)が挙げられる

「いやが上にも」の誤表記例

「いやが上にも」は「嫌が上にも」と誤表記誤変換されやすい。また、「いやが応でも(否が応でも)」と混同されやすい。これらがこんがらがって「嫌が応にも」と認識される場合ままある正しくは「弥が上にも」である。

「いやが上にも」と「いやが応でも」の違い

否が応でも」は「有無を言わせずに」「無理にでも」という意味であり、当人承知不承知に関係なく行動を強いるという意味を表現する趣旨を示す表現である。「否でも応でも」ともいう。「否が応《でも》」であって否が応《にも》」ではない点には注意要する

「いやが上にも」の用例


いやがうえ‐に〔いやがうへ‐〕【弥が上に】

読み方:いやがうえに

[副]多く「も」を伴って)なおその上に。ますます。好守好打連続球場は—も盛り上がった

[補説] 「嫌が上に」と書くのは誤り
文化庁発表した平成26年度国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「いやがうえにも」を使う人が34.9パーセント、本来の言い方ではない「いやがおうにも」を使う人が42.2パーセントという逆転した結果出ている。


「いやが上にも」の例文・使い方・用例・文例

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