テラコッタとは? わかりやすく解説

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テラコッタ

読み】:テラコッタ
【英】:TERRACOTTA

語源は「焼いた土」を意味するイタリア語粘土類を加熱する焼きしめ現象起こり固く緊密になる歴史的に新石器時代からすでにみられ、現代に至るまで彫像建築装飾など広く利用されてきた。粘土世界各地産出し、その色あいや品質もさまざまであるが、白色のものより有色のものの方が一般的である。酸化鉄その他の化学成分を含む土は、焼成すると色がつく。テラコッタという言葉は、赤また褐色連想させるが、必ずしもこうした色に限られたものではなく焼成してできる色は淡黄色から濃赤色または黒色まで幅広いまた、硬さとか強度焼成温度によって大きく変わり、使う土の質と含水量によって差はあるが、焼成時に体積10パーセント前後収縮生じる。技法的には粘土をこねて形をつくることは原理的に難しいことではなく原始的ともいえる作業であるが、焼成時の問題から大型作品中空にする必要がありそのために内刳り中子使用考えられ、また同型品を量産するために型抜き技術用いられたりする。


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