ﾂﾙﾂﾙ

デジタル大辞泉

つる‐つる

［副］(スル)

１ 物の表面がなめらかで、つやのあるさま。「—（と）した肌」

２ なめらかで、滑りやすいさま。「雪道が—（と）して危ない」

３ 抵抗がなく、速く進むさま。するする。「—（と）そばを食う」

［形動］

１ 1に同じ。「—な幹」

２ 2に同じ。「—な廊下」

［アクセント］はツルツル、はツルツル。

海藻海草標本図鑑

ツルツル Grateloupia turuturu Yamada

スギノリ目　ムカデノリ科 (Gigartinales Halymeniaceae)

生育場所 分布域の説明

生育場所 ： 潮間帯下部の岩上 分　　　布 ： 北海道，本州，四国，九州 タイプ産地 ： 北海道室蘭

（生標本写真）

（生態写真２）

からだは薄い膜状。分枝はあまり見られないが，縦に裂け目が入り裂片を生じたり，縁から小さな分枝を出す事もある。また，縁はゆるく波打つ事が多い。根本ちかくは急に細くなり短い茎状となりその先は小さな盤状付着器となる。手触りは非常に柔らかく粘滑で，名前の通りツルツルとしている。生体は濃紅色～褐色混じりの明るい紅色。押し葉標本の台紙にはよくつく。乾燥後の手触りはザラザラとしている。

フダラクやタンバノリなどと似るが，本種の手触りが非常にツルツルしており，からだが薄いことや，付着器が急に細くなった先に小さく（直径２ｍｍ以下）ついている事で区別される。

長さ：２０～４０ｃｍ　ときに８０ｃｍ近くまで　幅：５～１０ｃｍ

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「ツルツル」の例文・使い方・用例・文例

• ツルツルした禿頭
• 石が水垢でツルツルする
• 鰻がツルツル逃げる
• ツルツルの表面で、彼の顔と胸が逆向きの対をなした
• その衛星はツルツルした氷の殻に覆われている