筑波の峰【ツクバノミネ】(観賞樹)
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登録番号 | 第5181号 |
登録年月日 | 1996年 8月 22日 | |
農林水産植物の種類 | コルヌス | |
登録品種の名称及びその読み | 筑波の峰 よみ:ツクバノミネ |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 石川久雄、萩原俊廣、山下信夫 | |
品種登録者の住所 | 茨城県結城市大字上山川3451番地、埼玉県浦和市大字上野田334番地、静岡県駿東郡小山町藤曲930-1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 石川久雄 萩原俊廣 山下信夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,野生のヤマボウシの実生から選抜,育成されたものであり,総苞の形が披針形で淡黄緑色の庭園,公園などの緑化樹に適したヤマボウシである。 樹姿は直立性,樹高は高である。枝の太さは中,新梢の色は紅,枝の色は褐,分枝性はやや密である。葉全体の形は楕円形,先端の形は鋭尖形,基部は円形,葉身長はやや短,葉身幅は狭,新葉の着色は無,葉表面及び裏面の毛は少,葉柄の長さはやや短,色は紅である。花序のタイプは頭状花序,花序の向きは上向き,花序の大きさ,総苞を含む花序の大きさ及び小花の大きさは中,小花の色は淡緑である。総苞のタイプは一重咲,重なりは重ならない,開き方及び反り方は水平,ねじれは無,全体の形はその他(披針形),総苞片の長さは中,幅は狭,色は淡黄緑(JHS カラーチャート3102),花柄の太さは細,長さは長である。花の香りは無,到花樹令の早晩は早,花着きの多少は中,開花性は一季咲き,開花期は晩である。 「群馬在来」と比較して,葉身幅が狭いこと,葉柄の色が紅であること,総苞全体の形が披針形であること,総苞片の幅が狭いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和53年に群馬県下で野生のヤマボウシ(白花)から採種して育成者のほ場には種,その実生の中から57年に小葉,細枝の個体を選抜し,59年に開花を確認,以後,増殖を行いながらその特性の調査を行い,その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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