サルモネラ菌[Salmonella]
同じ菌でも宿主によって起こる病気が異なる場合がある。 例えば、ネズミチフス菌や腸炎菌はネズミではチフス症を起こすが、ヒトでは食中毒の原因となる。近年サルモネラ菌、特に腸炎菌で汚染した鶏卵による食中毒が全国的に発生している。日本で飼育されているニワトリのヒナは殆どアメリカから輸入されているが、アメリカ産の種鶏そのものがある程度の割合で腸炎菌に汚染されている。その結果、鶏卵の1、000~2、000個に一個は卵黄に菌が検出され、日本でも鶏卵を介して腸炎菌による食中毒が起こる。 実際、腸炎菌で汚染された鶏卵で作った生クリームを使ったテラミス・ケーキや、汚染した鶏卵で作った錦糸(金糸)卵を食べて多くの人が食中毒になっている。
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