極超音速ミサイル
別名:ハイパーソニックミサイル
英語:hypersonic missile
音速の数倍の速度で推進する弾道ミサイルの総称。一般的には音速の約5倍(マッハ5)あるいはそれ以上の速度を出すものを指す。
極超音速ミサイルは、あまりに高速であるため、現代のミサイル防衛システム(MD)でも発射後に探知、追尾、迎撃することが困難とされる。2000年代後半から複数の国々で研究や実験が進められているが、2014年1月現在、まだ実用化されたといえる段階には至っていない。
2014年1月には、中国が「WU-14」と呼ばれる極超音速ミサイルの発射実験を実施したと報じられた。環球網によれば「WU-14」の飛行速度はマッハ10に達したという。詳細は14日時点で詳らかになっていない。
関連サイト:
米ウェブサイト、「中国が極超音速ミサイル実験を実施、速度が音速の10倍に」 - 日本新華夏株式会社 2014年1月14日
きょく‐ちょうおんそく〔‐テウオンソク〕【極超音速】
【極超音速】(きょくちょうおんそく)
マッハ5~6以上の速度域。
この速度域で航行するためには、熱の壁の解決やエンジンに新技術の導入が必要不可欠であり、現状、実用化には程遠い。
「ごくちょうおんそく」と読まれることもある。
関連:極超音速旅客機 スクラムジェット ラムジェット
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