黄八丈
名称: | 黄八丈 |
ふりがな: | きはちじょう |
芸能工芸区分: | 工芸技術 |
種別: | 染織 |
選択年月日: | 1957.03.30(昭和32.03.30) |
選択要件: | |
備考: | |
解説文: | 黄八丈【きはちじょう】は伊豆八丈島に行なわれている縞の絹織物で、古くから名産に数えられている。八丈刈安といわれるコブナグサと椿【つばき】・榊【さかき】の枝葉の灰汁で黄色、マダミといわれるイヌグスの樹皮と灰汁で茶色、椎の樹皮と泥づけで黒色を染め出す。糸染めも布染めも行なわれる。原料の植物は八丈島に豊富にあって、専業の染屋がこれを行なった。各種の縞や格子などの他に八端と称する綾織物が織られた。また黒八丈や鳶【とび】八丈名もあるが、これは布染で黒に染めたもの、茶に染めたものを指す。 |
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