鵠沼での出会い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 09:05 UTC 版)
路可の実家ともいえる旅館東屋は「文士宿」の異名を持つ。 谷崎潤一郎 - 「谷崎先生が長い間あづまやの離れ座敷に滞在して小説を書いていた。わんぱく盛りの私は、よくのぞきにいってお菓子を貰った。(『随筆サンケイ』昭和39年3月)」 久米正雄・芥川龍之介 - 「久米さんや芥川さんもよく来ていた。(同上書)」芥川は渡仏前、久米は帰国後に出会ったはずである。 岸田劉生 - 「岸田劉生先生が来ておられるころ、写生に出かける時、ついていって叱られたことがあった。それでも強情に仕事ぶりを見ていた。帰りには絵の具箱を持たされて得々としたものである。(同上書)」 大佛次郎 - 路可は、1929年の1月から12月まで大佛が國民新聞に連載した時代小説『からす組』295回分の挿絵を担当し、前後篇に分けて出版された単行本の装幀・口絵も路可が手がけている。
※この「鵠沼での出会い」の解説は、「長谷川路可」の解説の一部です。
「鵠沼での出会い」を含む「長谷川路可」の記事については、「長谷川路可」の概要を参照ください。
- 鵠沼での出会いのページへのリンク