鯨鳥居
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鯨鳥居とは神社の鳥居が鯨の骨(主に肋骨)でできている鳥居である。 日本で最古の物は、和歌山県太地町の「恵比須の宮」の鳥居である。このことは井原西鶴の「日本永代蔵」1688年(貞享5年)刊行に「紀路大湊、泰地といふ里の、妻子のうたへり 此所は繁昌にして 若松村立ける中に 鯨恵比須の宮をいはひ 鳥井に 其魚の胴骨立しに 高さ三丈ばかりも 有ぬべし」と記述があり1688年より古くから存在していた事がわかる。他には長崎県新上五島町の海童神社にあり、1973年(昭和48年)に日東捕鯨株式会社によって奉納されたが、記録によれば現在の鳥居は三代目であり、それ以前は何で作られていたか判明していない。これらが現在、日本にある鯨鳥居の全てであるが、当時日本統治下の台湾の最南端の鵝鑾鼻にあった鵝鑾鼻神社。または樺太にあった札塔恵比寿神社、北方領土の色丹島の色丹神社の3ヶ所に鯨鳥居があった。以上5ヶ所はそれぞれ捕鯨に直接または、間接的(捕鯨基地など)に係わる場所である。
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鯨鳥居
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/02 01:49 UTC 版)
鯨鳥居とは神社の鳥居が鯨の骨でできている鳥居である。日本で最古の物は、和歌山県太地町の「恵比須の宮」の鳥居である。このことは井原西鶴の「日本永代蔵」1688年(貞享5年)刊行に「紀路大湊、泰地といふ里の、妻子のうたへり 此所は繁昌にして 若松村立ける中に 鯨恵比須の宮をいはひ 鳥井に 其魚の胴骨立しに 高さ三丈ばかりも 有ぬべし」と記述があり1688年より古くから存在していたことが分かる。他には長崎県有川町の海童神社にあり、1973年(昭和48年)に日東捕鯨株式会社によって奉納されたが、記録によれば現在の鳥居は三代目であり、それ以前は何で作られていたか判明していない。これらが現在、日本にある鯨鳥居の全てであるが、かつて日本統治下の台湾の最南端の鵝鑾鼻にあった鵝鑾鼻神社、または樺太にあった札塔恵比寿神社、北方領土の色丹島の色丹神社の3か所に鯨鳥居があった。以上5ヶ所はそれぞれ捕鯨に直接または、間接的(捕鯨基地など)に係わる場所である。
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