鯨骨刀剣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 03:57 UTC 版)
縄文時代から生活必需品として鯨骨の利用があったが、装飾品と見られる鯨骨製の刀剣が日本各地の遺跡から見つかっている。青森県青森市の三内丸山遺跡(約5,500- 約4,000年前〈紀元前3千年紀前後〉、縄文時代中期)では「クジラの骨刀」、長崎県壱岐市の原ノ辻遺跡(約2,200年前〈紀元前3世紀〉)から「鯨骨製骨剣」、延宝4年(1676年)建立された青森県上北郡七戸町見町の見町観音堂には「鯨骨製青竜刀形骨」などがあり、形状も時代もさまざまである。このような技術が継続的に伝承されたかは定かでないが、江戸時代からの組織捕鯨の産業化に伴い、鯨細工という工芸品が巷に流通し、産業となった。
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