高須クリニックCM「陳腐」発言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 08:32 UTC 版)
「大西健介」の記事における「高須クリニックCM「陳腐」発言」の解説
2017年5月17-18日の厚生労働委員会において、エステ業界には「陳腐な」広告が多いなどとした上で、「皆さんよくご存じのイエス○○クリニックみたいに」などと発言した。これについて、高須クリニック院長の高須克弥は名誉を棄損されたとし、大西と党首の蓮舫を相手取り、1000万円の損害賠償をするつもりであると即座に表明。高須は、5月18日のブログで「高須クリニックはエステで集客しない。誇大広告のチラシもまかない。きちんと落とし前をつけてもらう」と発信しており、産経新聞の取材に対して「謝罪を求めたかったが、裁判では金額しかないというので、1千万円を求める。大西氏は党を代表して質問した。党首もOKしているはずだ。民進党が攻撃だけで好き勝手言っていて、自民党が応戦一方で反撃しないから、国会での発言が言いたい放題なことに前から怒っていた。庶民でも怒れる、対応ができるのだと伝えたい」と発言している。大西は、「(提訴)内容を聞いていないので詳しく言えない。質問では高須の名前を出しておらず、(提訴は)誤解に基づいている。法律上、名前と連絡先しか連呼できないCMがあるのは現実だ」とコメントした。高須は、大西や当時所属していた民進党、国などに1000万円の損害賠償と謝罪広告掲載を求め裁判を起こした。 2018年4月23日、東京地方裁判所は「発言は名誉毀損といえない」として高須の訴えを棄却した。同年10月2日、高須は控訴審の裁判所から和解勧告が来たことを報告。しかし大西は謝罪を断ったため和解は不成立となった。 2019年、最高裁は高須の上告を退け、3月27日付で高須の敗訴が確定した。
※この「高須クリニックCM「陳腐」発言」の解説は、「大西健介」の解説の一部です。
「高須クリニックCM「陳腐」発言」を含む「大西健介」の記事については、「大西健介」の概要を参照ください。
- 高須クリニックCM「陳腐」発言のページへのリンク