高卒以下および逆学歴詐称問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 09:11 UTC 版)
「高卒」の記事における「高卒以下および逆学歴詐称問題」の解説
通常、資格試験などでは、受験資格は高卒以上であるとか、大卒以上であるという要件が多いが、一部の採用試験(主として地方公務員の現業・労務職(清掃員、動物園や水族館の飼育員、市電・市町村営バスの運転・操縦に従事する者など)に多い。)などでは、受験資格として「高卒以下」という場合が存在する。この場合、高専(前期課程修了生を除く)・大学等を卒業してしまうと受験資格を失う。 こういった指定は、高卒者などの雇用機会創出という意味合いもあるため、大卒者がこのような職についた場合には学歴詐称などの犯罪行為として問題になる。過去には学校主事や市電運転手の募集に指定された高卒指定枠に大学卒あるいは大学院修了の者が本来の学歴を隠して採用され、後年の調査で発覚したというケースも2000年代に報じられている。発覚すると長期にわたる停職や最悪の場合、免職などの懲戒処分を受けることになる。熊本県熊本市では同市の調査において同市交通局所属の市電運転手8名を含む18名の職員が逆学歴詐称を行っていた事が発覚した。
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