髑髏部隊の襟章やカフタイトルについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 05:22 UTC 版)
「親衛隊髑髏部隊」の記事における「髑髏部隊の襟章やカフタイトルについて」の解説
髑髏部隊は右襟章が髑髏(トーテンコップ)なのが特徴だった(なお帽章の髑髏は髑髏部隊に限らず全親衛隊隊員の共通の徽章である)。 戦前の親衛隊髑髏部隊の襟章の髑髏は「垂直左向き」の髑髏であり、襟章が左右とも柏葉章になる親衛隊大佐以上の場合は。髑髏の袖章をカフタイトルの上に付けた。収容所所員は髑髏に「k」がついた襟章か、「K」だけの襟章を使用した。ただしダッハウ強制収容所でのみ特別な襟章が使われ、襟章は「D」だった。この「K」や「D」の襟章は1934年から1937年まで使用されていた。 1939年に親衛隊髑髏部隊が師団編成された後は親衛隊髑髏大隊が編成されて強制収容所の警備を担当するようになり、1940年に襟章に大きな改変があった。親衛隊髑髏大隊と強制収容所統監部所属者は1940年から「水平右向き髑髏」を着用することになった。ただし1942年頃まで依然として「垂直左向き髑髏」の使用も見られる。ダッハウ強制収容所勤務者のみ「DACHAU」のカフタイトルを使用したが、他の収容所勤務者にはこのようなカフタイトルはない。 使用例 1940年以前の「垂直左向き」髑髏の襟章を着用 1934年から1937年まで使用されたダッハウ強制収容所の「D」の襟章を着用。 1940年以降の「水平右向き」髑髏の襟章を着用
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