駅舎の取り壊し、保存の動き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 22:09 UTC 版)
「ミシガン・セントラル駅」の記事における「駅舎の取り壊し、保存の動き」の解説
1988年の廃止後、あまりにも大きな構造物であったため転用は難しく、取り壊しもできず放置されたまま廃墟となった。カジノや警察を含む公的機関の入居など、いくつかもの再開発計画は立てられたが、巨額の資金を要することから次々と頓挫した。 2009年、デトロイト市が駅舎周辺のスラム化を解消するために駅舎の解体を決議すると、一方で歴史的建造物として保存を目指す機運が高まり、解体作業は中断された。その後、アスベストの除去作業や窓ガラスの撤去などが細々と続けられてきたが、2013年にデトロイト市が破産したため、保存や撤去のための予算付けが不可能となり、周囲を有刺鉄線でめぐらされたまま放置されることとなった。 2018年6月11日、フォード・モーターが駅舎を買収したと発表し、自動運転車や電気自動車の開発拠点として使用する予定で、復元・改装工事は2022年の完了を予定している。
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