馬車鉄道から電化まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 06:40 UTC 版)
「ブレーメン市電」の記事における「馬車鉄道から電化まで」の解説
ブレーメンで最初に登場した路面鉄道は、1876年6月4日から営業を開始した民営鉄道のブレーメン馬車鉄道(Bremer Pferdebahn)であった。1879年からはイギリス・ロンドンに本社を置くグレート・ブレーメン馬車鉄道(Großen Bremer Pferdebahn)も営業運転を始め、両社はブレーメン各地に路線網を広げた。 1890年にブレーメンでは北西ドイツ貿易産業博覧会(ドイツ語版)が開催されたが、それに併せてブレーメン馬車鉄道は当時最新技術であった路面電車を導入する事を決定した。同年の博覧会開催中のデモンストレーション運行に続き、翌1891年には全区間を馬車鉄道から路面電車に置き換える事が決まった。「ブレーメン電気軌道(Bremer Straßenbahn、BSAG)」に社名を変更した同社は1893年までに一部を除き所有する路線の電化を完了させ、1899年に合併したグレート・ブレーメン馬車鉄道の路線についても翌1900年までに馬車鉄道から路面電車へ置き換えられた。ブレーメンの街から馬が牽引する列車が姿を消したのは1911年、もしくは1913年とされている。 これらの転換が進む間にも路線の拡張は進み、1908年からは系統番号の導入も実施された。一方で1910年には賃金上昇を求めた従業員によるストライキも発生している。 ブレーメン初の路面電車(1890年撮影) トロリーバスと交差する路面電車(1911年撮影)
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