香港の反送中デモに対する態度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 08:51 UTC 版)
「韓国瑜」の記事における「香港の反送中デモに対する態度」の解説
2019年6月9日、高雄市内で端午節のイベントに出席した後、同日に香港で発生した2019年香港民主化デモ(反送中デモ)に対する見解を求められ、「よく知らない」と答えたことで批判を浴びた。11日、この件について「(イベント中に)初めてドラゴンボートを漕いだ上に、20分間太鼓を叩き続けていたため、ずっとめまいがしていてあのような回答になった」と釈明し、「基本的なことは知っているが、詳しいことは分からない」、「全容が分かってから説明した方がいい」と述べた。 7月の世論調査では現職の蔡英文の支持率がこのデモの影響で韓国瑜ら国民党候補を初めて逆転した。 8月5日、香港で二度目の「三罷」(出勤・登校・商業のストライキ)が呼びかけられたことについて、「香港の民主制度を支持する」と言明した上で、「このような動乱が続けば香港だけでなく台湾も重大な損失を負うことになる」と述べた。一方、反送中デモに賛同する民進党、時代力量の議員は「動乱」という表現が用いられたことに反発した。時代力量の黄捷(中国語版)は韓国瑜が市長選の際に「当選したら政治に意識が及ぶような集会やデモを禁止する」と発言していたことに言及し、「一貫して反民主的で、戒厳令時代へ退行しようとしている」と批判した。 反送中デモとも関連した王立強事件では王立強は「2018年に民進党を攻撃するためのネット企業に資金を提供し、20万以上のネットアカウントを作成して韓国瑜のファングループを立ち上げたり、学生グループなどを組織した。」と主張し、2020年総統選挙にも影響を与えた。(詳細は中国による浸透工作)
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