食用犬種として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 04:37 UTC 版)
「犬食文化#韓国・北朝鮮」も参照 本種の肉は甘く、北朝鮮ではタンコギ(단고기)と呼ばれている。韓国では滋養強壮剤として食されるもので、かつては貴重なタンパク源のひとつであった。現在でも犬肉レストランなどでポシンタンを中心とするヌロンイの料理が出されている。また、牛や豚に比べ少ない餌で肥育できるために重要な収入源にもなっている。食用にされるのは主にオスで、大半のメスは繁殖用に残される。一定の期間、農場で大量のヌロンイが肥育された後に屠殺業者に売られて屠殺される。一般人が番犬として使役させたコリアン・イエロースピッツを屠畜業者に売る場合もある。屠殺は撲殺と知られているが、最近は電気ショックなどで屠殺され出荷される場合が多い。 屠殺する際に犬が苦しめば味が良くなると信じられており、現在でも残酷な方法で屠殺している。このため、西側諸国では韓国を未開で野蛮な国とみなしているが、これに対して「異文化への無理解である」と反論がなされることもある。近年では、韓国にも「犬は愛玩動物」という意識を持つ人が増えており、韓国人主体の動物愛護団体が犬肉食を批判することもある。
※この「食用犬種として」の解説は、「ヌロンイ」の解説の一部です。
「食用犬種として」を含む「ヌロンイ」の記事については、「ヌロンイ」の概要を参照ください。
- 食用犬種としてのページへのリンク