風刺的利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 08:55 UTC 版)
「ポリティカル・コレクトネス」の記事における「風刺的利用」の解説
政治的正しさはしばしば風刺されており、例としてSaul JerushalmyとRens Zbignieuw Xによる『The PC Manifesto』(1992年)や、ジェームズ・フィン・ガーナー(英語版)による『政治的に正しいおとぎ話(英語版)』(1994年)では、政治的に正しい視点から誇張して書き直された童話が紹介されている。1994年には、大学のキャンパスにおける政治的正しさをテーマにしたコメディ映画『PCU(英語版)』が公開された。 ヘンリー・ビアードらによる、『当世アメリカ・タブー語事典("The Official Politically Correct Dictionary and Handbook"』(原著1992年、翻訳1993年)は、例えば、"blind"等に対して推奨されるPC語"optically challenged"などを誇張して、「チビ・ノッポ」に対する"vertically challenged"、「デブ」に対する"horizontally challenged"、「口下手」に対する"orally challenged"、などを辞書形式で示し、行き過ぎていると受け取られる言い換えの風刺をしている。 また、テレビ番組『Politically Incorrect』や、ジョージ・カーリンの『Euphemisms』、『The Politically Correct Scrapbook』などもある。アニメ番組『サウスパーク』の人気により、アンドリュー・サリバンが「South Park Republican」という言葉を作り、後にブライアン・C・アンダーソンが『South Park Conservatives』という本を出版した。『サウスパーク』はそのシーズン19(2015年)で、原則を体現するキャラクター「ポリコレ校長」を登場させ、ポリティカル・コレクトネスの原則を揶揄している。 米国のコメディ専門チャンネルであるコメディ・セントラルにおいて嘗て放送されていたコルベア・レポートのホストであるスティーヴン・タイロン・コルベアは、しばしば「PCポリス(ポリコレ警察)」について風刺的に語っている。
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