頁岩抑制効果 Effect of Shale Inhibities
掘削する地層の中で崩壊,坑径の拡大,坑径詰まり,埋没,張り付き,抑留などの坑内障害を最も起こしやすい地層は頁岩(泥岩)であり,特に障害を起こしやすい頁岩(泥岩)は�@モンモリロナイト,イライト,クロライト,モンモリロナイト/イライト混合層粘土などの粘土鉱物,�A粒子間の結合物質として水酸化アルミニウムやシリカのような非晶質鉱物等を含有しており,水の影響を受けやすい。頁岩中の粘土鉱物が水を吸収し,水和,膨潤を起こすと,頁岩(泥岩)内に新しい内部ストレスが生じて粒子間の結合が破壊されたり,また,マイクロフィッシャー面に水が浸入すると非晶質物質が溶解し,頁岩(泥岩)層の破砕や割れ目が生じ,坑径の拡大や崩壊が起こりやすい。そのため,頁岩(泥岩)層を安定化して崩壊を防止するには,粘土鉱物に対する水の影響を最小にするように頁岩(泥岩)抑制効果に優れた泥水システムの選定が重要になる。油系泥水システムが最も頁岩(泥岩)抑制効果に優れるが,水系泥水システムでは水和エネルギーが小さく,水和抑制力に優れているK(カリウム)イオンや頁岩(泥岩)表面上に粘調なゼリー状の被膜を作って水が頁岩(泥岩)中に浸入するのを遅くする機能を持ったポリマー | |
分野 | 掘削流体 |
同義語 | |
関連用語 | |
類似語 | |
略語 | |
このページでは「石油/天然ガス掘削用語集」から頁岩抑制効果を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から頁岩抑制効果を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から頁岩抑制効果を検索
Weblioに収録されているすべての辞書から頁岩抑制効果を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から頁岩抑制効果を検索
- 頁岩抑制効果のページへのリンク