霊言書を理由とした不認可
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 08:26 UTC 版)
「霊言 (幸福の科学)」の記事における「霊言書を理由とした不認可」の解説
2014年4月、学校法人幸福の科学学園並びに幸福の科学は、幸福の科学大学(仮称)設立の認可を文部科学省に申請した。審査の過程において、必修科目の教材が大川隆法の著作をベースとしていることなどから、文科省は大川隆法の著作が同大学の教育の根底となっているものと判断した。それら著作物ではいわゆる「霊言(霊言集)」を科学的根拠として取り扱う旨の記述がなされており、その点を文科省は問題視した。文科省では、 「学問の自由」に基づき「教授の自由」が保障されているが、この場合の「学問」とは一定の理論に基づいて体系化された知識と方法であり、一般化・普遍化されたものであることが求められる。「霊言(霊言集)」については、科学的根拠を持って一般化・普遍化されているとはいえず、学問の要件を満たしているとは認められない 大学は「体系的に教育課程を編成」するが、「霊言(霊言集)」は大川隆法氏のみが行えるとされており、実証可能性や反証可能性を有しているか否かという点でも疑義があるため、このような「霊言(霊言集)」を根拠とした教育内容を体系的に学生に教授することが可能とは認められない といった理由から、「科学的合理性が立証できていない『霊言(霊言集)』を本大学における教育の根底に据えては大学の目的を達成できるものとは認められない」として、申請を不認可とした。
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