電界結合方式
別名:電界結合型ワイヤレス電力伝送,電界結合型
電界結合方式とは、非接触電力伝送において用いられる方式の一種で、送電側と受電側にそれぞれ電極を設置し、電極が近接したときに発生する「電界」を利用してエネルギーを伝送する技術のことである。
電界結合方式による非接触電力伝送は、コードレス電話などで普及している電磁誘導方式などに比べて伝送効率が高く、また、機器の自由度が高い。ひとつの充電台に対して複数の機器・端末を対応させることが可能である。電極は位置自由度が高く、充電台と端末の電極をぴったり合わせなくても充電可能であるという長所もある。
電界結合方式は、村田製作所によって開発された。2010年6月に送受電モジュールの開発が発表され、同年10月には評価キットが発売されている。子供向け玩具を非接触充電する技術として採用されているとも発表されている。
ちなみに、電界の性質を利用した技術として、人体などを取り巻く微量の電界を情報通信に利用する「電界通信」などもある。
参照リンク
電界結合型ワイヤレス電力伝送システムの開発 - (村田製作所)
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