電動ガン特有の故障
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/28 21:30 UTC 版)
ピストンクラッシュ 不適当なモーターやギアを組み込んだことで、ピストンを開放後のセクターギアの回転が早くなりすぎ、ピストンがシリンダーヘッドに衝突する前に再度引き始めてしまうことによって起こる。セクターギアがピストンを引く途中でピストンは後ろの壁にぶつかり、作動が停止するか、セクターギアがピストンのギアに接触した所より後ろのギアが削れてしまう。 また弾詰まりなどの原因でバレルが閉塞され、ピストンに大きな負担(空気による抵抗力)が掛かった場合も起こる場合がある。 過度の空撃ちによるメカボックスの破損 電動ガンのメカボックスは、ピストンによって圧縮された空気がBB弾を押し出すことを前提に各部品の耐久性が設定されているため、空気を圧縮しないピストンがシリンダーヘッドにぶつかると、BB弾に与えられる分の運動エネルギーが直接メカボックスに伝わり、多大なストレスがかかって破損する場合がある。電動ガンは容易に連射できるため、コッキングガンに比べてメカボックスが破壊されやすい。ただし連射中に弾切れになり意図せず空撃ちしてしまうことも普通であり多くの製品はある程度空撃ちに耐えるように設計、または改良・強化されている。 見えない故障、使用劣化 メカボックス内の電気スイッチ部の炭化。ギヤ軸受け部の回転による磨耗。ギヤグリスの水分揮発と粘度低下にて発生するギヤの磨耗。チャンバー給弾部のマガジンとの接合部分の着脱による磨耗。チャンバーパッキンゴムの年数劣化、変形。東京マルイ製品では、取扱説明書にて発射弾数3万発付近で整備に出すよう勧めている。
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