電力会社との契約が価格的に有利になると説明されている機器類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 03:14 UTC 版)
「節電器」の記事における「電力会社との契約が価格的に有利になると説明されている機器類」の解説
参考として、取り付けや条件の変更で電力会社との契約が価格的に有利になる機器を以下に挙げる。 デマンドコントローラー 基本料金削減を目的としたものであり、直接的に節電(電力量自体の削減)効果が見込まれるものではない。 力率改善コンデンサー 主に、ポンプやファンなどの電動機(誘導負荷)が多い、工場などの大口需要家で普及している。 電力会社によっては力率によって基本料金が割引または割増となる「力率割引・割増し」制度が設けられている。誘導負荷で発生した遅れ位相を進相コンデンサで進めることで力率を上げ、力率改善による基本料金の割引が期待できる。ただし、電気使用量は有効電力によって測定されるため、電気代の従量制部分が減るわけではない。 アンペアブレーカー 電力会社との契約を、負荷設備契約から主開閉器契約へ変更したり、その契約アンペア値をより小さいものにすると、基本料金が削減される。また、アンペアブレーカーを動作特性の異なる電子式へ交換し契約アンペア値をさらに小さくする手法もあるが、電力消費量には全く影響せず純粋な契約テクニックにあたる。 当然、ブレーカー動作による停電リスクが高まるため、無停電電源装置などによる対策が望ましい。
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