電力伝送路における電圧降下
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 08:49 UTC 版)
「電圧降下」の記事における「電力伝送路における電圧降下」の解説
実用上、電圧降下の存在が特に意識されるのは、電源と負荷の間である。したがって、単に「電圧降下」と言う語を用いた場合に、電源電圧と負荷端電圧の差を指す場合がある。 電力伝送路(電灯線)や、電池などの電源に存在する内部抵抗による電圧降下は、実質的に利用できる電源電圧の低下を招き、電気機器の安定動作の妨げとなる他、電力の有効利用を阻害する要因となる。送電において非常に高い電圧を用いることが好まれるのは、伝送路における電圧降下が流れる電流に比例し運ぶ電力は電圧と電流の積に比例するため、同じ電力を運ぶならば電圧が高いほど効率がよくなるからである。
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