雁間詰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 03:23 UTC 版)
雁間(かりのま)は、幕府成立後に新規に取立てられた大名のうち、城主の格式をもった者が詰める部屋。老中や所司代の世子もこの席に詰めた。ここに詰める大名は「詰衆」と呼ばれ、他の席の大名とは異なり毎日登城する上、老中が正午に行う御殿巡回コースに大名詰の部屋で唯一入っており、幕閣の目に留まり役職に就く機会が多かった。そのため、帝鑑間からこの席への移動を望む大名も多かった。雁間・菊間広縁を総称して「雁菊」という。
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