雄か、雌か?
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:08 UTC 版)
「千夜一夜物語のあらすじ」の記事における「雄か、雌か?」の解説
バートン版「フスラウ王と妃シリンと漁師(第391夜)」 東洋文庫版「ホスロー大王とシーリーンと漁師との話(第391夜)」 ペルシア王ホスローは魚がすきで、漁師がみごとな魚を持ってきたので4千ドラクムのほうびを与えた。后シリーンはそれが高すぎるとし、魚が雄か雌かを問い、雄と答えれば雌がほしかった、雌と答えれば雄がほしかったのだとして金を取り返せという。しかし、漁師は機転のきいた男で、魚は雌雄同体だと答えた。ホスローはさらに4千ドラクムを漁師に与えるが、その帰りに漁師が銀貨1枚を落として拾ったことをシリーンが見咎め、貧乏人へほどこすべきものを奪ったのだと糾弾する。漁師は、銀貨を拾ったのはそれに王の肖像があるからだと答えた。ホスローはもう4千ドラクムを漁師に与え、国中に「女のいうことを聞くなかれというのは、1つの過ちの半分を取り返そうとして2つの過ちを犯すからだ」と触れをだした。
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