陸上競技マラソンとマラトン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 23:42 UTC 版)
「マラトン」の記事における「陸上競技マラソンとマラトン」の解説
マラトンの戦いに関する伝説によれば、一人の兵士がマラトンからアテナイまで戦勝の報告を走って持ち帰り、そこで息絶えたという。兵士の名はフィディッピデス (Pheidippides) ともエウクレスとも伝えられ、伝説が真実かどうかも含めて定かではない。陸上競技のマラソンは、長く語り継がれてきたこの伝説にちなみ、近代オリンピックの開始とともに作られた競技である。 1896年にアテネで開かれた第1回オリンピックにおいて、マラトンからアテネ競技場までの競走が行われた。これが近代マラソンの始まりである。草創期のマラソンでは走行距離の厳密な計測はされず、おおむね40kmが目安とされた。 1982年より、マラトンからアテネの競技場までの42.195kmにコースが設定され、アテネクラシックマラソンが行われるようになった。このコースは、1997年の世界選手権や、2004年のアテネオリンピックでも使用された。
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